プロダクト開発のはじまり
長めのパンが入った紙袋ってなんかカッコいい。
ちょっとおしゃれな海外風な雰囲気もあって、無骨なシティ感と言えるシンプルな見た目。タイガー帆布を使って、気軽に使える袋があったらいいなから開発が始まりました。
タイガー帆布の堅牢性やパラフィン加工による撥水性をいかして、使う場所や入れるものを限定しない方向で会議を重ねました。
- 内側に保冷できるようなシートをつける
- クッション材を入れて中身をある程度保護する
- 着脱可能な裏地をセットして用途にあわせて性質を変える
などなど...理想の機能だったり使い方をたくさん想定してアイデアを出しましたが、最終的にはタイガー帆布のみ!というなんともシンプルな作りに落ち着きました。
保冷するときはブランチバッグごとクーラーボックスに入れられるし、普段使っているバックパックやカバンの中に入れればバッグインバッグとしても十分使えます。
それでもワンポイント、個性を出せたらいいなということで、ベルクロワッペンを付けられるようにしました。
お気に入りのワッペンをつけて個性出せますし、ワッペンをつけていないときは黒字に黒のkoshirae刺繍が見えます。写真だとちょっとわかりにくいですけど!
※写真は開発段階のものなので製品版とは仕様が異なる場合があります。
ブランチバッグこだわりのポイント
ワッペンの部分もkoshiraeらしい仕掛けにしてますが、ブランチバッグ本体にもいくつかこだわったポイントがあるので紹介します。
まずは開口部。メタリックな質感のものとも迷いましたが、黒に黒をあわせてシャープなデザインにしました。ちょっとだけ大き目のエレメント(噛み合う部分)のファスナーにして無骨すぎず、ちょっとかわいい雰囲気も出せてます。
なによりファスナーは左右で独立するタイプを採用しているので、広く空きます。マチもしっかりあるので、コーヒーミルとキャニスターとか、カレーの具材だったり、ipadminiとケーブル類まで難なく入れられます。
そしてタイガー帆布を使っているので、自立します。しっかりとした帆布生地なので、卓上でも少ないスペースで置いておけます。これが意外と便利。
ブランチバッグの縫い方
縫い方もいくつか試しました。あえてステッチを入れることで雰囲気を変えてみたり、なるべく平面になるように折り返し部分(生地の端っこ)を重ねないようにしたり...
いくつか試しましたが、平面で縫ったものを裏返しす方法が一番シルエットが綺麗だったのでこの方法を採用しました。飾りで入れるステッチはなし、必要十分な回数だけ糸を通すことで、タイガー帆布のしっかりとした面を十分にデザインに取り入れられました。
みなさんに知ってもらうために
初めてプロダクトのプロモーションムービーを作りました。会議や試作段階の様子もこっそり撮りためて、広島、山梨、茨城の3県でテストと称して遊んでいるシーンも入れました。きっとそのほうがリアリティあっていいはずです。
いろいろな場所で使ってみると使い勝手の良さを実感します。街中で使ってもなじみます。
外側も内側も1枚の生地で作られていて、両面撥水加工されているので、少し汚れたら丸洗いできます。
アウトドアとシティユース、どちらでも便利に気軽に使えました。
カッコよく見えるように動画作りましたので見てみてください。